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適当の難しさ

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『料理は適当』
実に衝撃的な発言で、当時の僕の心にグサッと刺さって、
今でもその感覚を忘れられません。

ひょんなことから吉祥寺にある創作料理の厨房で働き始め、3年ほど経ち、
段々と仕事が楽しく感じられる様になって来た頃、
これまたひょんな事から私用でアメリカに3ヶ月ほど行く事になり、
とりあえず仕事も辞める旨をお世話になったシェフに話したところ、
ちょうどお台場に同じ業態の新店舗の立ち上げに人手が足りず、
1ヶ月だけでも手伝ってくれないかと頼まれ、
僕に出来る事があればとお手伝いさせていただく事になったんです。

それまでのこじんまりとした厨房の勝手とはまったく違い、
専用の廊下と離れに冷蔵/冷凍室を完備した、
4倍はあろうかというくらいの広さの厨房とピカピカの最新設備に圧倒され、
オープンに向け、仕込みの段取りやメニューの試作、
オペレーションの準備などに毎日朝から晩まで格闘していました。
そんな折、いつものように仕込みに追われていた時、
新店舗のシェフに『適当にな、適当に』と声をかけられたんです。
なにせ怒鳴り声が飛び交い、殴る蹴るはあたりまえの厳しいシェフでしたから、
余計に拍子抜けしたというか、訳が分からなくなったものの、
その時はあまり気にせずとりあえず仕事をこなしました。
でも、その『適当に』というコトバが厨房のあちこちで発せられてるんです。

毎朝早く家を出て、ひたすら与えられた仕事をこなし、終電で帰って寝るという、
タフでハードな1ヶ月があっという間に終わり、
アメリカに行く前、お世話になったお礼を言いに店にお邪魔した際、
『飯でも食いにいくか』って言われるまま、
軍鶏を使った親子丼で有名な銀座の名店に連れて行ってもらえたんです。
その時何の気無しに『適当ってどういう意味ですか』って聞いたら、
『この親子丼みたいな感じかな』って。

料理のレシピなんかに『適量』ってあるじゃないですか。
あれって食材の大きさ、量や状態、調理環境、作る人の好みなどによって微妙に変わるので、
それを見越しての『適量』なんですよね。かなり感覚的なものだと思うんです。
強いて言えば『良い塩梅』ってことですかね。
そのシェフが言うには、その時々で求められる『適当』がいちばん難しいから、
日頃からその感覚を意識する事が大事だと思う、と話してくれました。

これは多分、大きな意味では人生にも当てはまるような気がしていて、
人生のあらゆる場面で求められる、あるいは試されるんじゃないかと。
僕は今も、自分の人生に於いて、
その時々に『適当』を追い求めているのだと思います。
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